2009年11月29日日曜日

アスファルトに消えない血・コルバニイード

今日の写真はわりかしショッキングかもしれません、といっても牛を解体しているところです。犠牲祭の模様の写真です。苦手なかたは半目にしながら読んでいただくか……、得意なかたは……

 

今年のコルバニ・イードは首都で。前回二年間、二度のコルバニは村にいたので、村のなかのおおきな広場みたいなとこで、みんなが共同で買った牛がわんさか集まって、土の上で30頭ぐらいの牛が一度に解体されてたりなんかして、それはそれで壮観ではあったのだが、

ダッカの、都会の、今回写真をとったバリダラ(高級住宅街)の、犠牲祭もまた、これまた、衝撃というか、なんというか、住宅街なので、それぞれが家の前で、やたらにでっかい(金持ちだから)牛をバラしている。アスファルトだから、血がしみこまず延々と流れていく。いたるところで作業しているもんだから本当に血なまぐさい。遠巻きに解体を見る金持ち一家と、作業を行う雇われ青年と、肉をめぐんでもらうのを袋片手にソワソワ待っている物乞いの方々と、カメラ片手の外国人。












あとで流すのだが……



昨日の記事に載せたでっかい二頭です。





 牛ではなくヤギのところも


解体された牛は、骨も内臓もまったく捨てるところがない
この日残るのは皮だけ。それも売られていく。




アスファルトのうえの血は、息を呑むほど鮮やかだ。



犠牲祭、どれだけの貧しい人間に肉を分け与えたか、それはアッラーに対する信仰のあらわれである。この日、高級住宅街バリダラ地区には、一年でもっとも(自称)貧しい人間が集まる。配布をはじめる家をさがし、肉をもらう順番を待つ。


夜になっても

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