2009年12月12日土曜日

後悔の湯船は五日前・冬

あー風邪! と叫んでもしょうがない。くさい息がマスクに跳ね返ってひとりヤラレルだけなのである。相変わらず調子は悪い。明日、土曜日いちにち休めば大丈夫でしょう……、と思わねば気がめいるのでそう思って、もう書いちゃう。

原因はなんだろう。乾季で霜季で冬、つまりバングラデシュの季節というなんだか姿の見えない大きなもののせいにするのは簡単だが、それだとあまりに救われないというか、そこから逆算しての解決方法というか、今後に向けての対策なんてものが見えてこない、じゃーこれからの健康生活に向けていっちょPDMでもつくってみましょうか! という雰囲気にはならないので、ちょっと具体的に考えてみると、

まー考えるまでもなかった。湯船に入ったから。

5日前ぐらい、「肝心」の風邪のひきはじめの時代であった。隊員ドミトリーに人が少なかったのをいいことに、私は男性居室の風呂場の湯船にお湯を張って、実に四ヶ月ぶりの「お風呂」に入ったのである。いや普段シャワーみたいなんは浴びていますよ。

思えばそこが転換期であり、「あーやっぱりな」という安心感さえ漂う後悔とともに、ゆるやかに私は風邪をこじらせていったのでありました……。

ドミトリーも週末、人が多くなってきたので居候先に戻る。夜。肌寒い。



12月、だがもちろんクリスマス・イルミネーションは無い。昼間は緑色をしている池の向こうに見えるのは、金持ち専用病院(右のキンキラキン)と、結婚式の会場(左の白いやつ)である。
寒い。

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