2011年10月8日土曜日

そこは希望とワクワクのexhibition【CEATEC2011】1/2



2011年10月4-8日、幕張メッセで開催された、アジア最大規模のICT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2011」、行ってきました。

もうなんだかこういうワクワクしちゃう。骨盤の奥ぐらいから止め処なく沸き出てくる好奇心つうの? 冒険心? やっぱ男はいつまでたっても子供だし? あ、入場料は大人料金ですか、すいません。



こういう展示会ってのは帰ったあとにビールでも飲んで一息ついて、あ、風呂は、いいか今日は、今日もか、ガハハ、なんつってリラックスしてから、手当たり次第におねーさんから受け取りまくった膨大なパンフレットの束を見てほんのりゲッソリ、どうしようコレ、途方に暮れる、でもちょっと見直すとああこの企業とか製品面白いね、あ、この派手なパンフレットくれたおねーさん美人だったなあ、という楽しみもあって、なかなかいいモンだよね、という。


はっきりいって一日行ったぐらいじゃ全部ちゃんとまわることはとてもとても無理な話だけれども、行けた範囲で印象に残ったおねーさん、じゃなかった、展示内容を紹介するよ!




「2位じゃやっぱり駄目です」今年6月の性能ランキングで世界1位(圧倒的差をつけて)を獲得した理化学研究所のスーパーコンピュータ「京(けい)」
1秒間に1京回(1兆の1万倍)の計算性能によって、生命科学・医療・エネルギー分野などなど「未来」をより良くするシミュレーションが可能、「命を救える処理速度」の京ちゃん。渋いです。
ちなみに写真は「6次元メッシュ/トーラス構造のインターコネクト」というもので、大丈夫、「サザエさんの第二話目あたりに良く出てくるアレか」ぐらいの認識でOKです。具体的には、8万個以上積まれている京のCPU間のネットワークの構成のことだそうですむにゃむにゃ。



今回のCEATEC。ひとつの特徴として、むっちゃ「新しい!」新技術新素材などよりも、震災・節電の流れを受けてやはり「エコ」「限りある資源をどう有効活用するか」という取り組みが多かった、ちゅうのがあるようです。




SONYのブースは常に人だかり。上の写真、みんな揃ってネプチューンマン! みたいなのが3D対応ヘッドマウントディスプレイの体感コーナーです。これでドライブゲームとかやるとすんごく楽しそうですな。
外国人が場所わからなそうにしてたら近寄って耳元で「it's a sony」って囁いてあげようと思ってキョロキョロしたけど、その出番はなかったんですね。



ドコモ。
このおねーさんが綺麗だったので今冬春モデルのXi対応最新スマートフォンとかまったく撮影してないです。後悔はしてないです。


ドコモから定額プランが発表された「PS VITA」が操作できるコーナー。かなりの押しくらまんじゅうでした。


会場の色んなところで見ました。
まるでスケッチブックでも持ってるかのようにおねーさんが軽々と、颯爽と、ファッションアイテムのように、テレビ画面を持ち歩いていました。「フリースタイルAQUOS」。


テレビは「固定されたもの」ではもうないのです。



ディスプレイではもうひとつ、東芝ブースでの「REGZA」関連ラインナップ。フルHDの更に4倍という解像度を持つ液晶テレビや、発表されたばかり、Android3.2搭載して他のレコーダやらと連携して新しい映像視聴スタイルを可能にする「REGZA Tablet」などなど。

やっぱりREGZAの画面ってめっちゃ綺麗ね。おねーさんも綺麗よ。



まだ続くよ!


2011年9月28日水曜日

なぜその瞬間を撮らなかったのか

PCのキーボードにアイスコーヒーひっくり返す。なあに、なあに。

左手が乗るあたり、A~Gぐらいまでの上下含め3行ぐらいのミゾが、真っ黒なアイスコーヒーで満たされたとき、「お、なんだか水の都ベニス」などとはもちろん思わずに「せっかく時間かけていれた水出しアイスコーヒーだったのに!」とパニックそして放屁。

ドライヤーかけまくって乾かしたらなんとか大丈夫でした。この文章もそのキーボードで、カタカタカタとタイプするたび、飲めなかった水出しアイスコーヒーの香りが立ち上ってきます。




2011年7月2日土曜日

早朝に河川敷で爽やかなフリをすりゃそりゃ後悔しか残らない



僕はついに河川敷に出会った!

ずっと憧れていたのだ「川べり」というその場所自体もそうだし、そこを川に平行にタラタラタラタラ散歩して、あらこんにちは、大きくなったわねえ、というその表層的な、あまりに形骸化されたコミュニケーションというか、そうだ青春なのだよ、金八先生といえばもちろん荒川の河川敷だし、ジョギング中の金髪ねーちゃんとすれ違って見とれた瞬間ボールが飛んできて、あいたーっ、なんつって、すいませーんとか近所の学校の中学生どもが、ようし行くぞおにいちゃんこう見えても元広島カープなんだから、っつってもこんなとこにカープファンもおらず、という青春だ。寅さんもそうだ。江戸川の河川敷。下手な絵描きなんかがいて、その様子を見物する若いアベックなんかがいて、寅さんがひょっこりその後ろからのぞいたら、知らないうちにカバンがごちんとあたって、アベックの男のほうが絵描きの絵に突っ込んで喧嘩、画面ではだいたいこの辺で星野哲郎の名前が流れてる主題歌の紹介。



今回の住所の近くには、多摩川の河川敷があるのだ。今朝やってきた。だいたい今までのところには河川敷、ザ・川べり。ってなところがなかったのだ。地元の山口は海は近いがなかなか、錦川という錦帯橋がかかる立派な川はあるが、小学校のときに何度かここでおぼれているのでコレ却下。バングラデシュにいたときにはジョムナ川というガンジス川の支流でこれまた立派、立派というか雨季には川幅が一気に広がって中洲の村ごと飲み込んでしまうような大物過ぎる川があり、川べり、というのんきなものでないので却下。やっとこさ多摩川の河川敷だ。歩いてこれる距離だ。早朝、ジョギングでもしている爽やかにいちゃんを装って、来た。

けれど僕はひとつ大きな間違いをした。


早朝過ぎた。明るくはなっているが人もほとんどいない。ジョギングをしているミスユニバース候補もいないし、佐藤蛾次郎もいない。告白を控えた純情童貞中学生もいないし、さすがにこれぐらいは朝でもいるだろう、と思っていた、喧嘩をしてゴロゴロ河川敷の坂になった芝生を転がってワハハハ笑い出すチョイ不良の男ふたり、すらいなかった。

早朝の河川敷には、物語性はなかった。いや今の自分には、川べり初心者の僕には、早朝の河川敷から何かのドラマを感じ取ることができなかった。僕は早朝出勤するサラリーマンや女子高生の群れにそっと紛れ込み、涙を隠しながら家へと帰った。




そんな素晴らしい妄想の吹き溜まりである河川敷。多摩川の河川敷。写真はぜんぜんなんちゅうこともないものだった。だって、早朝の川べりで、カメラを「ヘシコーヘシコー(自分のデジカメ【パナソニックのGF-1】はシャッター音がこういう福井名物のおつまみみたいな感じなのだ)」といわせていると怪しいのだもの。