そういえばウチって海のソバなんですよ。
そりゃもう、子供のときから、世の中はきけんでいっぱいだということを知ったんです。
でもその向こうがわってのは、絶対に、エロティックなものが待ち受けていると、子供のときから知っていましたよ。
日本のほとんどは雪だというのに、ここは夏の日のような雲が出ていました。白い絵の具を溶かしたように、きったねえ溜池に映り込んでいます。
やたらカメラに写りたがる、鳶のような鷺のような、なんだかわからない模様の鳥、きたねえ溜池に何度か突っ込んでは、魚を捕るのに苦労していました。
ウチの近くってのは、レンコンが有名なんですよ。ハス。蓮畑。上はこれから収穫する畑。
そしてこれが収穫の終わった蓮畑。畑ってのはもちろん、決して派手ではない物語ってのを毎度毎度繰り返していく永遠に減らない紙芝居のようなもんですが、この蓮畑ってのは墨と筆で描いた白黒のストーリーのようです。
そりゃもう、子供のときから、世の中はきけんでいっぱいだということを知ったんです。
でもその向こうがわってのは、絶対に、エロティックなものが待ち受けていると、子供のときから知っていましたよ。
日本のほとんどは雪だというのに、ここは夏の日のような雲が出ていました。白い絵の具を溶かしたように、きったねえ溜池に映り込んでいます。
やたらカメラに写りたがる、鳶のような鷺のような、なんだかわからない模様の鳥、きたねえ溜池に何度か突っ込んでは、魚を捕るのに苦労していました。
ウチの近くってのは、レンコンが有名なんですよ。ハス。蓮畑。上はこれから収穫する畑。
そしてこれが収穫の終わった蓮畑。畑ってのはもちろん、決して派手ではない物語ってのを毎度毎度繰り返していく永遠に減らない紙芝居のようなもんですが、この蓮畑ってのは墨と筆で描いた白黒のストーリーのようです。
冷たい風がどうしても呼び起こすのは、みずからを子供だと信じたくなかったたあの頃の、つまり海風に、潮にまみれた、要するに、そのう、あの、捨てられていたエロ本を、こっそりどうにかしてゴニョゴニョ、と波音に消えるそれは泡のような青春。